
皆さん、はじめまして。
南館歯科クリニックの技工を担当しておりますライズデンタルスタジオの杉江明と申します。
ホームページをご覧いただいている熱心な皆様方に、この機会を通じて、普段患者さんが見ることのない世界「歯科技工所」のご紹介をさせていただきます。
歯科技工士の仕事とは、歯医者さんからお預かりした歯型などの情報を元に、歯をオーダーメイドで作ることです。
それは時に陶芸家の様にセラミックを操り、彫刻家のように歯をかたち作り、画家のように複雑な色づけもしますし、町工場の職人のように金属や樹脂の加工も行います。
アーティストの感性と職人としてのこだわりを大切にしております。
楽しい食事やおしゃべりなど、笑顔の瞬間はもとより、ピンチのときに歯をくいしばる時も常に共にあり、特別、他人に自慢して歩くわけではないが、無くては困る・・・そんな信頼できる相棒のような歯をお届けしたいと、日々、技術の向上に努めております。

歯科医院で歯の治療を進める中で、歯を抜いたり削ったりして失った部分を、何らかの材料を用いて、もともとあった歯のように回復させる必要がでてきます。
専門的にはインレーと呼ばれる“つめ物”や、クラウンと呼ばれる“かぶせ物”を指します。
その材料としてセラミックを選択することは、見た目にも良いですし、金属アレルギー等をお持ちの方にとってはとてもよい材料と言えるでしょう。
従来、“つめ物”や“かぶせ物”は、歯科医院で歯型をとり、そこから石膏模型を作り、歯科技工士が一つ一つ手作業で作ってきました。
近年、歯科医院内でCAD/CAMというコンピューター機能を用いて、それらを製作することにより、その作業が大きな変化を見せております。
CAD/CAMとは、お口の中の歯をコンピューターでスキャンして、歯を削った量などの情報を読み取り、次にブロック状になったセラミックの塊を、専用の機械で、先に読み取った情報に合わせて削り出すというものです。
これにより、歯型を取ってから、完成まで、一週間前後かかっていた時間が90分程度に短縮され、通院も少なくとも2〜3回を要していたものが、最短1回の通院で可能、治療費も割安に・・と聞いたら誰もがこれを選択するでしょう。
しかし!『早い・安い・うまい(技術的に上手い)』とはいかないのが現状です。
歯の色は十人十色で、一本の歯だけを見ても、黄色っぽい部分もあれば、白っぽい部分もあります。
さらに、透明感があるか否か、人によってもさまざまです。
しかし、セラミックの塊は1色のブロックから削りだすので、自分の歯の色とは調和しないものが多いです。
削ったところにピッタリ合うかどうかと言う「適合状態」や、咬みあわせの「高い」、「低い」等の細かい部分もまだまだのようです。
百歩譲って、見えづらい奥歯の部分なら許せても、前歯にはお勧めできません。
そもそも「見えない部分ならば・・・」と言うのでは、セラミックを選択する理由のひとつを無視していると言えるでしょう。
現状では、CAD/CAMで完成された詰め物は、「保険」と「自費」の中間・・・と言う位置づけのように私は考えております。
しっかりとした考えと技術のある歯科医院での治療を経て、熟練した歯科技工士が製作した物には、まだまだ遠く及ばないと言えるでしょう。
だからこそ、私は機械を頼らず、自分を信じ、手作業にこだわり続けます。
実際に詰め物を作っている映像です
(WMV形式 3.97MB)
人間の口の中はとても敏感で、髪の毛一本入っていても違和感を覚えますし、それを噛んだ時、「何かを噛んだ」と、感じることが出来ると思います。
そんな優れたセンサーを持った口の中の大事なパーツ、「歯」を失ってしまった時、それを補うものを作ろうと言うのですから、作り手は常に高い技術と繊細さが求められます。
それらを追求する歯科医師、歯科技工士が用いる機器のひとつに『マイクロスコープ』があります。
(最大で、裸眼の24倍にまで拡大させることが可能です)
マイクロスコープは、レンズを用いて、対象の物を何倍かに拡大して見る装置です。
これを用いることにより、何ランクも上の質の高い治療や、歯科技工物の製作を可能にします。
詳しくは、「マイクロスコープ導入」をご覧ください。
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マイクロスコープを
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| こんなに鮮明にみることができます! |
歯科医師、歯科技工士双方が、一切の妥協を許さずに、それを駆使することにより、患者さんに信頼される医療を提供できるものと思っております。
マイクロスコープを使用して、技工物を作っている映像です
(WMV形式 1.00MB)